Hickey Freemanヒッキー・フリーマン

100年続く丁寧な手仕事から生まれる洗練のニューヨークスタイル

BRAND HISTORY

ジェイコブ・フリーマンとジェレミア・ヒッキーにより創設された紳士服工房がその源流。“Keep the quality up(絶えざる品質の向上)”をモットーに掲げたヒッキー・フリーマンのスーツは、やわらかな着心地とルックスを備えていたことから、着こなしにうるさいニューヨーカーから絶大な支持を獲得した。創業直後から、生地作りから縫製までを一貫生産する体制を構築していた同社は、第1次世界大戦後や大恐慌時代にも品質を落とさず製品を作り続けることができた。その絶大な信頼性から、アイゼンハワー大統領をはじめポール・ニューマン、ビング・クロスビーといったセレブリティーも、その顧客リストに名を連ねた。アメリカントラッドの一角を担うブランドとして世界的に広く知られる名門は2018年、日本上陸35周年を迎えた。

2022 Collections







 

<ヒッキー・フリーマン>プレステージは、検反、素材検査、縫製、仕上げ、検品に至るまで330工程にもおよび、品質と着心地を左右する工程には、人の手間と時間が惜しみなく注がれています。妥協を許さないディテールへのこだわりと、愛され続ける理由。2011年、新たに生まれ変わった<ヒッキーフリーマン>の進化もまた、ニューラグジュアリーと称されるにふさわし「確かな仕立て」と共にあります。

 


斜めしつけにより生地と芯地をなじませ、襟の折り返りのカーブを描く工程は、テーラードで最も大切な襟を柔らかく、美しく仕上げるためのもの。熟練した職人ならではの微妙な指先の感覚で、一針一針を縫い上げ、美しい胸元を形にしています。

 

 

 

カラー(上襟)とラベル(下襟)をつなぎ、襟をなじませるために行う「はしご掛け」という技法。このコージまつりを手縫いで行うことで柔らかく、継ぎ目が波打つことのない、身体のラインに自然に沿った美しい襟に仕上げます。

 

 

 

スーツの襟腰をなじませるために、襟の裏に施されるカラー・クロス。この布を一着一着手縫いでまつります。着用感と見た目において最も重要なカラーをより柔らかく、美しく仕上げるためにこだわり続ける工程です。

 

 

 


熟練者にしかできないこの工程。肩回りを柔らかく、フィット感の高い絶妙な角度に仕上げるために、肩パッドや芯地などの中綴じを一針一針縫い上げます。自然な前肩はもちろん美しいルックスは、この工程でづくられていきます。

 

 

 

手に触れることの多いボタンホール。頻繁な掛け外しに耐えれる強さと、見た目の美しさにこだわり、手作業でまつっています。ボタンホールに触れた時のすべりの良さは絹糸ならではのもの。ボタン付けに至るまで職人によって行われています。

 

 


立体的に仕立てるために開発された画期的なプレス機を使いながらも、味付けアイロンと呼ばれる仕上げ工程でのプレスは

手作業で行います。 多様化する素材に対応するためにアイロンの温度を計測しながら行ない、デリケートな素材の特性を

引き出すと共に熟練した職人が愛情を注いで仕上げています。

 

 

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